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産業・経済
2022年2月4日(金)9:00

入域観光客40万6870人/21年宮古島市

前年比3万3800人の減/島内ホテルの稼働率33%

 

入域観光客数とホテル稼働率

入域観光客数とホテル稼働率

2021年の宮古島市入域観光客数は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言や20年2月から入港ゼロが続いている外国クルーズ船の影響などから前年比3万3810人減の40万6870人となった。一方、島内ホテルの稼働率は33・7%と前年の34%からほぼ同水準で推移しているものの、稼働3割となっており、厳しい状況が続いている。

入域観光客は外国クルーズ船の寄港が顕著になる以前の14年は42万1703人でその後、年々増加傾向が続き、19年には過去最高の113万人となった。しかし、20年から国内で新型コロナウイルス感染症が影響し減少に転じた。21年も1、2月の緊急事態宣言、4、5月のまん延防止等重点措置、5月下旬からは約4カ月におよぶ緊急事態宣言の発出で前年を割り込んだ。

月別に見ると1、2月は約70%の減、3月も減となったが、4月は前年比307%となり、それ以降も前年比で増加か微減と回復傾向となった。最も多くなったのは10月で5万2525人で、5月末から続いた新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言が9月末に解除され、まん延防止措置へ移行したことで多くの観光客が訪れたとみられる。

一方、宮古島観光協会が取りまとめている島内ホテルの稼働率を月別で見ると1月は13・66%、2月7・18%、3月20・23%で入域観光客数と連動し厳しい状況となった。

4月からは42・69%、5月32・25%、6月26・53%、7月42・67%、8月39・86%、9月32・70%と4~9月までは3~4割の水準となった。

長期間の緊急事態宣言が解除された10月からは回復傾向となり50・75%、11月52・23%、12月44・60%となった。

 

☆関連記事 DMO移行へ申請案確認/観光協戦略委(2022年1月13日配信)

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