04/26
2024
Fri
旧暦:3月18日 友引 庚 
社会・全般
2022年6月26日(日)9:00

5月の捕獲数700万匹/アオドウガネ

前年同月比の1・4倍/誘殺灯増設で増加か

 

アオドウガネを捕獲するために設置された誘殺灯(資料写真)

アオドウガネを捕獲するために設置された誘殺灯(資料写真)

市農政課はこのほど、サトウキビの生育を阻害するアオドウガネの5月の捕獲数をまとめた。それによると、前年同月に比べて1・4倍となる703万3650匹が捕獲された。年間捕獲数は2020年から2年連続で1000万匹を超えており、今年も増加傾向にあると見られている。

アオドウガネ被害は、サトウキビの根が幼虫に食害されて起こり、被害が大きくなると株全体が枯死することもある。このため、関係機関が長年、駆除作業を実施。誘殺灯で成虫を捕らえ、地中の幼虫を発生させない取り組みを続けている。

今年は誘殺灯を前年から162基増やし、1627基を設置した。例年同様、5月1日から7月31日まで稼働させ、被害防止を図っている。

今年の捕獲数を地域別に見ると、最も多いのが城辺で296万匹。次いで伊良部が223万匹、平良が80万匹、上野が65万匹、下地が39万匹となっている。全地域で前年を上回っている状況だ。

駆除作業で捕獲数は、2008年から右肩下がりで推移。同年の846万匹から9年後の17年には173万匹まで減少していた。

18年は増加に転じて294万匹となった。翌19年は誘殺灯を増やしたこともあり、2倍となる650万匹を超えた。

20年はさらに増えて1012万匹となり、初の1000万匹の大台に。21年は1013万匹と減少する傾向は見られなかった。

急増の要因は不明という。市農政課は「今年は5月の半ば以降に増えている。昨年より設置数を増やしているので、比例して捕獲数も増えているのではないか。6月は減少していると現場の声もあるので今後も注視したい」としている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!