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産業・経済 観光関係
2023年3月9日(木)9:00

外国クルーズ船、来月8日入港再開/専用バース、CIQ初使用へ

5月には「クイーンエリザベス」/コロナで3年ぶり

 

初めて外国クルーズ船を迎え入れるクルーズ船専用バースと、港を結ぶ臨港道路。中央左上がCIQ施設=平良荷川取

初めて外国クルーズ船を迎え入れるクルーズ船専用バースと、港を結ぶ臨港道路。中央左上がCIQ施設=平良荷川取

新型コロナウイルス感染症の影響で、3年以上途絶えていた外国クルーズ船の入港が4月8日に再開される予定だ。再開されれば、コロナ禍の中で完成した平良港のクルーズ船専用バースと外国人に対応するための税関、出入国審査、検疫を行う平良港旅客受け入れ施設(CIQ)を外国クルーズ船が初めて使用することになる。

来月8日に入港を予定している外国クルーズ船は「スターブリーズ」で、ゴールデンウイーク期間中の5月6日(土)には「ハンセアティックネイチャー」が予定している。

さらに、同11日には、世界で最も有名なイギリスの豪華客船「クイーンエリザベス」も初の入港予定だ。

一方で、長引いた新型コロナの影響が島内の観光関連産業に与えたダメージもあり、クルーズ客の受け入れにどう影響するのか不安の声も聞かれている。

市観光商工課では「久々の外国船入港なので、受け入れ体制をしっかり整えながら、対応していきたい」と話した。

また、宮古島商工会議所の根路銘康文会頭は「4、5月の入港はそれほど大型のクルーズ船ではないので、まずは助走期間だと思う。今後、受け入れ体制をしっかり整えて圏域経済に良い影響を与えるようにしていく必要がある」と話した。

今回の外国クルーズ船の入港再開は、大きな期待と若干の不安が入り交じった中での再船出となりそうだ。

外国船が初入港となる平良港の専用バースは、22万トン級のクルーズ船が接岸可能。当初は14万トン級対応の370メートルだったが、現在は420メートルに延伸されている。

そのほか、国内クルーズ船の「飛鳥Ⅱ」も5月2日に入港を予定している。

 

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クルーズ船専用バース完成/14万トン級接岸可能に(2020年6月13日配信)


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