05/07
2024
Tue
旧暦:3月29日 先勝 辛 
産業・経済
2024年2月3日(土)8:59

モズク収穫始まる/平良狩俣

今年は豊作に期待/品質良く「硬くてしっかり」

 

今期の養殖モズクの収穫が始まった=2日、狩俣漁港

今期の養殖モズクの収穫が始まった=2日、狩俣漁港

平良狩俣で養殖されている太モズクの収穫が2日、始まった。モズクの加工販売などを行なっている平良冷凍(平良正吉代表)が1700キロを初収穫した。平良代表は「昨年は長雨や日照不足などの影響があったが、今年は順調。通常の1番モズクは軟らかいが、収穫したモズクは硬くてしっかりしている」と豊作を期待した。狩俣では糸モズクの収穫も1日から始まっている。

モズクは10月中旬ごろ、養殖網に種付けを行い、年明け1、2月から収穫を始める。ピークは3、4月で、5月前後には終了する。

モズク養殖は狩俣のほか西原、久松、浦底、来間などで行われている。例年、全体で約2000トンが収穫され、そのうち半分の約1000トンを宮古島漁協が取り扱う。

この日は晴天で、平良冷凍は漁船で出港。西の浜沖に張られた養殖網から吸引ポンプを使って収穫した。

収穫を終え午前11時半ごろに帰港。収穫したモズクはクレーンを使って陸揚げし、同社の工場へ運ばれた。平良代表は「今年は豊作が見込める。価格は下がるかもしれないが、品質の良いモズクを消費者に提供できる」と語った。

この日は、平良冷凍のほかに狩俣吉弘さんの漁船も糸モズクを収穫。1日は1011キロ、2日は827キロを水揚げした。同船のスタッフは「取り引き業者の注文で早取りしている。まだまだ成長課程なので、これから本格的になる」と話した。

宮古島漁協の担当者は、あくまでも予想と前置きした上で、「サンプルを見たが、品質は良いと思う」と語った。同漁協によると、モズクの生産者は2020年の50人から23年は62人に増えている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月7日(火)9:00
9:00

宮古馬、ビーチで啓蒙活動/観光客らに事故防止呼び掛け

下地与那覇の前浜ビーチで5日、宮古馬を同伴した水難事故防止活動が行われた。宮古島署地域課、市地域振興課の職員ほか、宮古馬2頭、馬の飼育員が参加し、観光客や市民にライフジャケットの適正着用などが記されたガイドブックを配布して海での事故防止を呼び掛けた。

2024年5月7日(火)9:00
9:00

「 また絶対来たい 」/思い出とともに帰路へ

連休最終日・宮古空港 最大10連休となった今年の大型連休は6日、最終日を迎え、宮古空港はUターンラッシュのピークとなった。南国の自然を満喫した観光客や里帰りした人たちが、大きな荷物と思い出を土産に帰路に就いた。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!