06/14
2025
Sat
旧暦:5月19日 大安 甲 
産業・経済
2017年6月22日(木)9:06

2016~17年期 県サトウキビ93万7000㌧

17年ぶりに90万㌧超え/宮古島市の生産量県内1位


宮糖城辺工場に搬入されたサトウキビ(資料写真)

宮糖城辺工場に搬入されたサトウキビ(資料写真)

 【那覇支社】県農林水産部は20日、2016~17年期のサトウキビ生産実績は県全体で前期比24・2%増の93万7523㌧となり、17年ぶりに90万㌧を超えたと発表した。宮古島市の生産量は41万166㌧(同26・4%増)、10㌃当たりの単収は8022㌔(同21・4%増)で、生産量は市町村別県内1位、単収では同3位。多良間村は8552㌔(同22・0%増)の単収で、宮古島市を上回り県内2位となった。

 甘しゃ糖度は県平均で14・6度と、前期比で1・0度増加した。県は農家の手取りについて、1㌧当たり2万2994円(速報値)としている。

 生産実績が大幅に増えたことについて県は、生産技術の普及に加え、台風の襲来が少なく気象条件に恵まれたことなどが要因と分析している。

 今期のサトウキビ収穫面積は、県全体で1万2942㌶(前期比2・0%減)だった。沖縄本島で都市化の影響により作付面積が減少したほか、八重山地域で長雨により植え付けが遅れたことなどが響いた。

 一方、宮古地区の収穫面積は5410㌶となり、前期比で4・0%増加した。2年1作の夏植え栽培の割合が減り、1年1作の株出し栽培が増加したことが理由。県によると、09~10年期に収穫面積の5%に過ぎなかった宮古での株出し栽培の割合が、今期は50%まで上昇しているという。

 サトウキビを機械で収穫する割合は、県全体で前期から3・0ポイント増の70・0%となった。

 今後について県農林水産部の島尻勝広部長は、「機械化の推進と併せて株出し管理作業も推進していく。また、梅雨明け後のかん水も普及させるなど安定した生産量確保に向け取り組んでいきたい」と意気込みを語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年6月4日(水)9:00
9:00

8月就航を市に報告/台北-下地島

スターラックス航空日本支社長   台北(桃園)-宮古(下地島)線を8月22日から就航させる、スターラックス航空日本支社の王雲翔支社長は3日、下地島エアポートマネジメントの鶴見弘一社長らと共に市役所を訪れた。砂川朗副市長に就航を報告し、台湾と宮古島、双…

2025年5月29日(木)9:00
9:00

24年度旅客数、過去最高に/下地島空港

年間49万6000人が利用/前年度実績を17%上回る   第20回下地島空港活性化協議会(会長・嘉数登市長)が28日、市役所で開かれた。同空港や宮古圏域の活性化に向けた施策の協議や同空港の現況などについて意見交換などが行われた。下地島空港の現況では2…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!