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産業・経済
2017年7月8日(土)9:04

地元からの就職増へ/12企業が自社をPR

高校生対象に合同説明会/ハローワークなど共催


参加企業から業務内容などについて説明を聞く高校生たち=7日、平良港ターミナルビル大研修室

参加企業から業務内容などについて説明を聞く高校生たち=7日、平良港ターミナルビル大研修室

 2018年3月新規高校卒業予定者らを対象とした地元企業による宮古島地域企業合同説明会(主催・ハローワーク宮古、共催・宮古島市、宮古地区県立学校校長会)が7日、平良港ターミナルビル大・小研修室で開かれた。宮古島が勤務地となる求人を提出している12社が出展。地元からの就職増による人材確保へ、業務内容を説明するとともに自社をPRした。



 昨年に続き2回目の開催となる同説明会は、人手不足の状況が続く宮古で、地元の新規高卒者の採用を計画している地元企業について、就職を希望する高校生らもっと知ってもらうことなどを目的に開催された。


 さまざまな職種の企業が出展した今回の説明会には高校生や高校既卒者とその保護者計45人が参加。興味ある企業のブースを回り、担当者から各社の事業内容や業務の種類と具体的な仕事の内容、勤務時間や勤務態勢、給与、福利厚生、どのような人材を求めているのかなどについて説明を聞いた。


 参加した女子生徒(宮古高校3年)は「地元企業の仕事内容や、どんな感じの職場なのかという雰囲気を知りたくて参加した。ホテルのフロントで働きたいと思っていて、今回ホテルが2社来ているので、しっかりと話を聞きたい」と語った。


 説明会の冒頭、開始式が開かれ、市観光商工局の垣花和彦局長は「好調な経済の発展の半面、有効求人倍率は1・3倍を超え、市内の人材不足は鮮明になっていて、各企業での人材確保は急務。若い世代の就業が叶うことは市の未来に関わる重要なこと」。ハローワーク宮古の知念宏和所長は「地域の生徒が地域で就職し、定着して活躍することは島全体の活性化につながると思う」などと述べ、新規高卒者の地元就職件数増加に期待を示した。


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