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政治・行政
2017年8月10日(木)9:06

イノシシ15頭を捕獲/宮古島市、猟友会

わなで着実な成果、拡充へ


わなを使った捕獲、駆除が着実な成果を挙げている。写真は捕獲用のおり(資料写真)

わなを使った捕獲、駆除が着実な成果を挙げている。写真は捕獲用のおり(資料写真)

 宮古島市と猟友会は9日までに、北海岸に生息するイノシシとみられる個体15頭を捕獲、駆除した。全頭をわなで仕留めた。年度別に見ると2016年度の14頭を上回る実績で、捕獲頭数はさらに増えていくものとみられる。この結果を踏まえ、市はわなによる駆除を拡充させる方針。猟銃駆除は実施の有無を含めて見直される公算が大きい。

 サトウキビなど農作物を食害するとされるイノシシの駆除は、16年度から本格的に行っている。実施主体は市と猟友会だが、県やJAなど複数の農業関係団体が協力。同年度は猟銃とわなで14頭を駆除した。

 17年度は4月下旬に猟銃駆除を実施したが悪天候の影響で不発に終わった。ただ、そのために張り巡らせたネットによる包囲網が奏功し、その後は毎月のようにイノシシとみられる個体がわなにかかっている。

 わなは平良高野から城辺のオーシャンリンクス宮古島までの北海岸に30~40基を仕掛けてある。イノシシの足跡が確認できた獣道などに置いたワイヤ式と箱穴式のわなで捕獲した。

 これまでに雄5頭、雌10頭を駆除した。子を産む雌を多く捕獲、中には身ごもっている個体もあった。

 市は引き続きわなによる駆除を継続する方針だ。農政課の松原直樹課長は「順調に捕獲できている。わなを充実させて、さらに駆除したい」と強調。地域住民や市民には「情報提供をお願いしたい」と話し、イノシシとみられる個体の目撃情報の提供を求めた。

 イノシシとみられる個体の駆除頭数は開始2年で約30頭に達しており、北海岸を中心に多数生息しているのは確実な状況にある。

 イノシシはサトウキビやイモなどの農作物を食い荒らしているとみられ、土を掘り起こして苗ごと食べてしまう例もあるという。イモも同様な食害がある。


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