伊良部で野球場整備/宮古島市
設計委託料1870万円計上
キャンプ受け入れへ本腰/市議会9月定例会
市は伊良部島で野球場の再整備に乗り出す。県内外からのキャンプ要請に応えるもので、一般会計補正予算に基本計画・設計委託料1870万円を計上。今定例会に提案している。認められれば、次年度で実施設計を行い、早ければ2019年度にも工事に着手する。
開会中の市議会(棚原芳樹議長)9月定例会一般質問で、粟国恒広氏の質問に下地康教建設部長が明らかにした。
宮古島市は近年、野球やサッカー、陸上競技などさまざまなスポーツアスリートのキャンプ地として定着している。
野球に限れば、シーズン中(1~3月)、高校や大学、社会人など10チーム以上がキャンプで来島しているほか、プロ野球選手の自主トレも増えている。
しかし、受け入れ施設の不足で、今年は約20件の要請を断ったという。
市が改修工事を計画している施設は、平成の森公園の既存野球場で、施設規模については基本計画・設計で検討する。
下地部長は答弁で「財源は補助メニューで考えており、市単独ということではない」と述べ、国などの高率補助メニューを探りながら、市の財政負担を少なくする考えを示した。
事業のスケジュールについては「今回の補正予算で基本計画と基本設計の費用が認められれば、今年度はそれを実施し、次年度で補助メニューを検討して実施設計という形になる」と説明。「従って、実際に現場に入るのは早くて、2019年度から工事が着工できると考えている。完成までにどのくらいかかるかは、まさに基本計画や基本設計で検討される」と述べた。