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産業・経済
2017年10月4日(水)9:05

バニラエア、11日から訓練/下地島空港で3日間

宮古就航にも積極姿勢/五島社長が市長表敬


11日からの実機訓練スタートを前に下地市長(手前)にあいさつに訪れたバニラエアの五島社長(奥左)=3日、市役所平良庁舎

11日からの実機訓練スタートを前に下地市長(手前)にあいさつに訪れたバニラエアの五島社長(奥左)=3日、市役所平良庁舎

 格安航空会社のバニラエア(千葉県成田市)の五島勝也社長らが3日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね11日から下地島空港で3日間実施する実機訓練に理解と協力を求めた。また、訓練だけでなく、宮古への就航にも積極的な姿勢を示した。

 同社の訓練は、11日から3日間の日程でエアバス社のA320(180人乗り)で実施される。11日は教官の訓練を行い12日以降に副操縦士の訓練を実施する。また、来年2月にも訓練を予定している。

 五島社長は「今回は、副操縦士の訓練のためにタッチアンドゴーを行う。下地島空港の利点は、他の空港と違い短期間で集中して効率の良い訓練ができること。これからも年に2回は実施したい」と述べた。

 これを受けて下地市長と長濱政治副市長は「下地島空港を訓練空港に選び、利活用してくれて本当にありがたい」と感謝した。

 また、バニラエア側は、今後も継続的に利用するためにも、下地島空港の利用料金の見直しについても協力を求めた。

 五島社長は「県にも協力を求めているが、空港の使用料が通常国内空港は1日当たりで発生するが下地島空港は、1回の離発着で料金が発生する仕組みになっていて料金が予想よりも大幅に上回る。ぜひ、この計算方法を見直してほしい」と要望した。

 料金の見直しについて、下地市長は「市としても使用料金の見直しについて県に働き掛けたい」と述べた。
 さらに、市側は訓練だけでなく、宮古への就航も呼び掛けた。

 五島社長は「私たちのコンセプトの一つがレジャーリゾートに飛ぶことなので、宮古はそれにマッチする。訓練空港として使用しながら別の方向性も考えたい」と前向きな姿勢を示した。

 市長との面談後、マスコミの質問で下地島空港への就航の可能性について、五島社長は「ターミナルも今後新しくなると聞いているので、期待している。まずは訓練からということだが大きな魅力のあるエリアであることは間違いない。就航については今後分析したい」との見解を示した。


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