06/14
2025
Sat
旧暦:5月19日 大安 甲 
社会・全般
2017年11月3日(金)9:04

上半期6417人が利用/市陸上競技場・筋トレ室

健康ブームで年々増加


利用者が伸びているトレーニング室。今年度の上半期実績で延べ6417人が利用している=10月31日、市陸上競技場

利用者が伸びているトレーニング室。今年度の上半期実績で延べ6417人が利用している=10月31日、市陸上競技場

 市陸上競技場に付設されているトレーニング室の利用が年々伸びている。今年の上半期(2017年4~9月)は延べ6417人が利用しており、前年同時期を908人上回る過去最高の利用者だった。年間では1万人を突破する見通しだ。健康志向、筋トレブームが要因とみられ、市民の健康増進の拠点として定着している。課題は器具の充実度と手狭な環境。急上昇を続ける利用ニーズへの対応が求められそうだ。

 トレーニング室は、15年に施工された市陸上競技場メインスタンド改修工事に伴って設置された。

 室内にはルームランナーやエアロバイク、ベンチプレスといった主要器具ほか大腿(だいたい)筋やハムストリングを鍛えるレッグプレス、広背筋や上腕二頭筋に負荷を与えるプルダウンなど多種多様な筋トレ器具がある。

 17年上半期は学生・一般が4168人、中・高校生は697人が利用した。

 担当の市民スポーツ課によると、平日でも利用時間前に競技場に訪れて待っている市民もいるという。混雑時には使いたい器具の順番待ちも発生する。「とにかく人気がすごく、場所が狭い場合もある」(市民スポーツ課)のが現状だ。

 筋トレで筋肉量を増やして代謝を高め、ランニングなどの有酸素運動で効率的に脂肪を落としていく。こういった体づくりへの関心が利用率に表れている。

 ほぼ毎日通うという20代の男性は「2~3年前はほとんど利用者はいなかったのに今は利用できない日もある」とここ数年の急増ぶりを語る。「一つの器具を1人が30分利用するため待ち時間が多く、何もできずに帰ることもある。ベンチプレスができる器具を増やしてほしい」と要望した。

 沖縄本島から移住している20代男性も「ベンチプレスとスクワット、デッドリフトが三大筋トレ。これができる器具が一つしかないのが残念」と指摘し「少なくとも三つはほしいが、増やしても置く場所がないのも悩ましい。ただ、需要は確実にある」と話した。

 当初は男性の利用者がほとんどだったが、今では午前中を中心に女性の利用者も増えた。健康志向のブームに乗って、利用の幅はますます広がりそうだ。

 トレーニング室の利用時間は午前9時から午後9時30分。利用料金は中・高校生が100円、学生・一般が200円で、利用時間はそれぞれ2時間。窓口に設置されている券売機で入場券を購入して利用する。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年6月4日(水)9:00
9:00

8月就航を市に報告/台北-下地島

スターラックス航空日本支社長   台北(桃園)-宮古(下地島)線を8月22日から就航させる、スターラックス航空日本支社の王雲翔支社長は3日、下地島エアポートマネジメントの鶴見弘一社長らと共に市役所を訪れた。砂川朗副市長に就航を報告し、台湾と宮古島、双…

2025年5月29日(木)9:00
9:00

24年度旅客数、過去最高に/下地島空港

年間49万6000人が利用/前年度実績を17%上回る   第20回下地島空港活性化協議会(会長・嘉数登市長)が28日、市役所で開かれた。同空港や宮古圏域の活性化に向けた施策の協議や同空港の現況などについて意見交換などが行われた。下地島空港の現況では2…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!