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産業・経済
2018年2月2日(金)8:59

大神海運17年度輸送旅客実績 過去最高の3万3800人

大神島に観光客急増/パワースポットなど魅力


大神島(後方に浮かぶ島)と島尻漁港の間を運航する客船「スマヌかりゆす」=1日、島尻漁港から

大神島(後方に浮かぶ島)と島尻漁港の間を運航する客船「スマヌかりゆす」=1日、島尻漁港から

 宮古本島北部の離島、大神島への観光客が急増傾向で推移している。島尻漁港と大神島の間を運航する客船「スマヌかりゆす」(15㌧、伊佐正船長)を運営する大神海運(伊佐清正代表)がまとめた輸送旅客実績によると、2017年度(16年10月~17年9月)は前年度より5071人増え、過去最高の3万3805人を記録した。3万の大台に乗ったのは初めて。観光客を魅了するのは自然体験やパワースポットとされる。

 同社の会計年度は毎年10月から翌年9月まで。このため、輸送旅客実績はその年度に合わせて集計し、国や県、市などに報告している。

 同実績によると、2013年度までは1万人台を推移。14年度には初めて2万人を超えた。さらに17年度には初めて3万人台を突破し過去最多を更新した。

 伊佐代表は「今後とも観光客数は増加すると予想される。ここ数年、4月に開催される『大神島感動体験ツアー』に参加する観光客が多い。このツアーを楽しんだ翌日は『宮古島の海びらき』に参加するから、特に親子連れに人気が高い。今年も多くの親子連れが訪れると思う」と期待を込めている。

 伊佐船長は「航海安全が第一。いつでも安全、安心の運航を続ける」と気持ちを引き締める。

 島尻漁港から大神島までの直線距離は約4㌔。客船の航路は約5・5㌔で、片道所要時間は約20分。

 詳しい問い合わせは、大神海運(電話0980・72・5477)へ。


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