宮糖城辺11万2000㌧/サトウキビ
今期搬入終了、糖度は13・65度
宮古製糖城辺工場は5日午後、2017-18年産サトウキビ(原料)の搬入を終えた。107日で11万2157㌧を受け入れた。大豊作の前期と比べると約4万㌧の減産だが、平年並みの搬入量になる。平均の糖度は13・65度だった。
今期操業は昨年12月20日に始めた。当初は約12万5000㌧の搬入を見込んでいたが、その後の残量調査で下方修正。最終的に11万㌧台の搬入になった。
品質は出だしが12度台と低かったが、結果として基準の糖度(13・1~14・3度)帯には達した。糖度区分別構成比をみると基準糖度帯の原料が41・76%、基準以上が27・7%、基準以下は30・55%だった。
1㌧当たりの農家平均手取額は、国の交付金を含めて2万1700円。
今期のサトウキビは、生育初期の病害虫被害をはじめ干ばつ、台風といった自然災害を受けたが、平年並みの生産量を確保した。ただ、品質は伸び悩み、前期比で1度程度低くなる。
宮古地区内製糖工場の今後の日程は、宮糖多良間工場が6日、沖縄製糖宮古工場は順調にいけば7日にも搬入を終える。宮糖伊良部工場は早ければ今月中旬の終了を予定している。
今期の地区全体のサトウキビ生産量は、32万㌧台になる見通しだ。