05/09
2024
Thu
旧暦:4月1日 仏滅 壬 
政治・行政
2018年8月28日(火)9:00

実質収支21億円の黒字/基金91億円積み立て

借金の市債残高370億円
市17年度一般会計決算


一般会計及び特別会計

一般会計及び特別会計

 宮古島市の2017年度一般会計の歳入決算額は410億1600万円、歳出決算額は385億8000万円で、差引額は24億3600万円となった。翌年度に繰り越す財源の2億9000万円を差し引いた実質収支額は21億4600万円の黒字を計上した。市の貯金に当たる財政調整積立基金は91億5700万円。借金に当たる市債残高は370億7600万円となった。特別会計の実質収支は3200万円の黒字決算で、一般・特別会計を合わせた実質収支額は21億7900万円となった。


 黒字の要因について市財政課は、町村では適用されるが市では適用外となる「過疎債」が宮古島市では活用されるなど「有利な地方債が利用でき、歳入として確保されている」としている。

 黒字の21億4600万円の内、2分の1以上は地方財政法に基づき財政調整積立基金に積み立てることから、次年度決算では100億円超えとなる。

 同基金の残りは年度内における事業への財源(補正予算)として充てる方針だ。

 財政調整積立基金は、合併時は数百万円しか積み立てがなく、財源の不足額を埋めるための財源としては乏しかった。しかし、合併により国からの交付金が増え、黒字に転換したことから基金への積み立てが年々増加している。

 ただ、借金である市債残高は年々増えている。17年度末には400億円超え(特別会計含む)となっており、将来に不安を残す財政状況に変わりはない。
 17年度一般会計と特別会計の歳入歳出決算は、30日に開会予定の市議会9月定例会で認定を受ける。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月7日(火)9:00
9:00

宮古馬、ビーチで啓蒙活動/観光客らに事故防止呼び掛け

下地与那覇の前浜ビーチで5日、宮古馬を同伴した水難事故防止活動が行われた。宮古島署地域課、市地域振興課の職員ほか、宮古馬2頭、馬の飼育員が参加し、観光客や市民にライフジャケットの適正着用などが記されたガイドブックを配布して海での事故防止を呼び掛けた。

2024年5月7日(火)9:00
9:00

「 また絶対来たい 」/思い出とともに帰路へ

連休最終日・宮古空港 最大10連休となった今年の大型連休は6日、最終日を迎え、宮古空港はUターンラッシュのピークとなった。南国の自然を満喫した観光客や里帰りした人たちが、大きな荷物と思い出を土産に帰路に就いた。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!