12/02
2024
Mon
旧暦:11月1日 大安 己 
社会・全般
2018年9月28日(金)8:56

連携して事故防止へ/緊急会議開催

海浜事故多発受け


現状を共有し、安全対策について意見を交わした協議会=27日、JTAドーム宮古島

現状を共有し、安全対策について意見を交わした協議会=27日、JTAドーム宮古島

 今年に入ってマリンレジャーに伴う海浜事故が多発し、昨年同期比で8人多い19人が事故に遭ったことを受け、水難事故防止緊急会議(主催・宮古島市水難事故防止推進協議会)が27日、JTAドーム宮古島で開催された。マリンレジャー事業所や関係団体から約60人が参加し、海浜事故防止の現状を共有し、一層の事故防止に連携して取り組むことなどを確認した。


 同協議会の会長を務める下地敏彦市長は「マリンレジャーに伴う水難事故が例年に比べ多発している。事故防止は島全体で取り組まなければならない。現状を把握して、しっかりと安全対策を徹底してほしい」とあいさつした。

 宮古島海上保安署(山戸義勝部長)交通課安全対策係の大城幸平さんが、2018年の水難事故の発生状況を説明した。それによると、9月26日現在、事故者数は19人で、そのうち死者・行方不明者が5人で、昨年同期比で4人多い。

 事故者を活動別に見ると遊泳中が11人(内シュノーケル中7人)、ダイビング中3人、その他が5人で、居住別では18人が県外在住の観光客だった。

 宮古島地方気象台(松原博之台長)の白石幸嗣予報官が「うねりは沖合では大きな波としては見えないが、海岸や浅瀬、リーフ際で急に波が高まる。うねりは風浪に比べ波の量が多く、力が強いので、十分な注意が必要」と強調した。

 参加した加盟者から「注意をしても、どんな権限で注意しているのかなどと言われ、なかなか聞いてもらえない。身分を明らかにするベストとか腕章を支給してほしい」との意見が出た。

 垣花部長は「観光客などが分かるように、腕章をそろえる方向で進めていきたい」と前向きに検討する意向を示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!