06/21
2025
Sat
旧暦:5月25日 大安 庚 
スポーツ
2018年9月29日(土)8:55

古城さん、日本代表に/障がい者サッカーW杯

 2000年シドニーパラリンピック陸上100㍍の日本代表で宮古島市出身の古城暁博さん(35)がこのほど、身体に障がいを持つ人がつえをつきながらプレーするアンプティサッカーの日本代表に選ばれた。10月にメキシコで開催されるW杯に出場する。主将を務める古城さんは「ベスト4を目指す。良い成績を残してアンプティサッカーの認知度を上げ、多くの子どもたちに夢を与えたい」と上位入賞に意欲を見せた。

 古城さんは平良鏡原の出身。5歳の時、交通事故に遭って右足のひざ関節から下を切断。以来義足をつけて日常生活を送る。

 南小、平良中を卒業した後は千葉の高校に進学。高校1年のころに始めた障がい者スポーツにのめり込んだ。2000年のパラリンピックでは100㍍で8位入賞。02年の世界選手権では6位に入っている。

 アンプティサッカーに出合ったのは13年。すぐに頭角を現し、14年のW杯日本代表に選出された。17年には国際トーナメントで3位に入賞。今回、2大会連続でW杯出場を決めた。

 古城さんは現在、千葉県の富里市役所に勤務。アンプティフットボールクラブのAFCBumbleBee千葉に所属している。

 2度目のW杯に向けて古城さんは「前回大会初めて2勝して16強に残ることができた。今回は4強を目指したい」と意欲を語った。

 また、「結果を残すことでアンプティサッカーをより多くの人に知ってもらえることになる。同じ障がいを持つ人、特に子どもたちに伝えたい」と認知度の向上を目指す。「このスポーツを知ることで一つの居場所ができる。社会に出ていくきっかけになってくれればうれしい」と話した。

 アンプティサッカーはクラッチというつえを使う7人制のサッカー。日本アンプティサッカー協会はクラウドファンディングで支援を呼び掛けている。詳しくは同協会のHPまで。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年6月4日(水)9:00
9:00

8月就航を市に報告/台北-下地島

スターラックス航空日本支社長   台北(桃園)-宮古(下地島)線を8月22日から就航させる、スターラックス航空日本支社の王雲翔支社長は3日、下地島エアポートマネジメントの鶴見弘一社長らと共に市役所を訪れた。砂川朗副市長に就航を報告し、台湾と宮古島、双…

2025年5月29日(木)9:00
9:00

24年度旅客数、過去最高に/下地島空港

年間49万6000人が利用/前年度実績を17%上回る   第20回下地島空港活性化協議会(会長・嘉数登市長)が28日、市役所で開かれた。同空港や宮古圏域の活性化に向けた施策の協議や同空港の現況などについて意見交換などが行われた。下地島空港の現況では2…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!