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産業・経済
2018年10月2日(火)8:59

下地さん農水大臣賞/全国品評会

「濃厚おぼろ豆腐」で獲得
「これからも精進」と抱負


第4回全国豆腐品評会で最優秀賞に輝いた下地さん(前列左から2人目)=9月30日、北海道札幌市内のホテル(提供写真)

第4回全国豆腐品評会で最優秀賞に輝いた下地さん(前列左から2人目)=9月30日、北海道札幌市内のホテル(提供写真)

 第4回全国豆腐品評会(主催・全国豆腐連合会)が9月30日、北海道札幌市内のホテルで行われ、「まごとうふ」(平良下里、下地直弥代表)の「濃厚おぼろ豆腐」が全体の最優秀賞に当たる農林水産大臣賞を受賞した。下地さんは「まさかこんな賞をもらえるとは。これからも精進して、もっともっとおいしい豆腐をつくっていきたい」と喜びと抱負を語った。


 大会は、全国各地区予選の▽もめん▽きぬ▽寄せ・おぼろ▽充填-の4部門でそれぞれ金、銀、銅賞などに輝いた選りすぐりの豆腐を一堂に集め、味や食感、香り、外観の4項目で審査した。

 下地さんは沖縄・九州代表として参加し、寄せ・おぼろ部門で金賞を受賞したほか、決勝出場事業者98社、出品数161点の中から、最も支持の多かった豆腐として最優秀賞に選ばれた。

 下地さんは「炊き方を変え風味が飛ばないよう、甘さを残すように改良した。良い豆腐をつくろうと思っていたので自信はあったが、これほどの素晴らしい賞がもらえるとは驚き」と話した。

 試食会もあり、下地さんは「全国から集まった豆腐を試食できる機会はなかなかない。使用している材料はさまざまで、硬さや甘さ、柔らかさなど、自分にはないおいしさに出会うことができた。そういったことも取り入れながら、これからもおいしい豆腐づくりに励みたい」と語った。

 宮古島商工会議所では、宮古の産業まつり(27、28日)に下地さんの農水大臣賞の発表会を計画している。砂川恵助専務理事は「展示や試食会を通して、日本一の味をPRできれば」と話した。

 下地さんがつくった「濃厚おぼろ豆腐」は祖母から伝統製法を習得し、独自の技術を融合させたオリジナル商品。九州・沖縄地区大会では銅賞を獲得した。

 同品評会は「第8回ニッポン豆腐屋サミット」と同時開催。


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