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2018年12月14日(金)8:57

クロツラヘラサギ 伊良部に11羽飛来

カラーリングが装着されたクロツラヘラサギを先頭に仲良く並ぶ仲間=伊良部(編集部・伊良波彌撮影)

カラーリングが装着されたクロツラヘラサギを先頭に仲良く並ぶ仲間=伊良部(編集部・伊良波彌撮影)

 装着されたカラーリング(色足環)に個体識別番号「H67」と書かれたクロツラヘラサギ(トキ科)を含む11羽がこのほど、伊良部で確認された。本社の確認記録では同一個体の「H67」が宮古に飛来するのは今回で4度目。11羽の集団が同じ場所に飛来するのは珍しい。

 クロツラヘラサギは朝鮮半島北西部や中国で繁殖し、10月下旬から越冬地の台湾などへ移動する渡り鳥。全世界の個体数は約3200羽とされる。ここ数十年、春と秋の渡りの途中、宮古に合計十数羽が立ち寄ったりする。

 本社の「H67」の確認記録では、最初は2017年5月27日に平良トゥリバーに飛来、2度目が同年9月30日~12月1日まで伊良部で滞在、3度目が18年7月12日に伊良部に渡来した。

 「H67」は、山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)が16年6月21日に、韓国仁川市でクロツラヘラサギのひなに装着した際の個体識別番号とされる。

 11羽は今月上旬に飛来。宮古への渡りルートと休息地をよく知る「H67」が指南役を務めたような雰囲気で行動していた。休息中に「H67」は水中の岩の上に立って辺りを警戒し、残り10羽を従えた様子だった。

 世界では東アジアにのみ生息し、環境省のレッドデーブックでは絶滅危惧種に指定されている。


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