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社会・全般
2019年6月8日(土)8:55

「次はソフト面充実」/宮國教育長

再就任激励会で決意示す


激励の花束を受け取る宮國教育長=7日、JAおきなわ宮古地区本部ホール

激励の花束を受け取る宮國教育長=7日、JAおきなわ宮古地区本部ホール

 4月に市教育長に再就任した宮國博氏の激励会が7日、JAおきなわ宮古地区本部ホールで開かれ、多くの教育関係者や市職員、市民らが今後の活躍に期待した。宮國氏は「市の教育行政では、これまでに施設などのハード面整備はほぼ終わっている。今後はICT教育などソフト面の充実に取り組んでいかなければならない」と決意を述べた。

 宮國氏は1945年生まれの73歳。琉球大農学部卒業後、教諭として来間中学校、宮古農林高校、宮古水産高校などで勤務。その後、2009年に市教育委員、14年に市教育長に就任した。今回は3期目。

 宮國氏はあいさつで、取り組んできた学校規模適正化のことを取り上げ、「当時の教育委員全員がスクラムを組んで取り組んだことで今がある。結いの橋学園が4月に開校することができた」と述べるとともに市スポーツ協会や文化協会、婦人連合会と連携し社会教育にも取り組む決意などを披露した。

 下地敏彦市長は「教育長はこれまで宮古の教育を改革するという熱い思いで教育行政を進めてきた。市の教育関係の投資はほとんど終わった。あとは学校現場の先生方がこれを活用して、子供たちをしっかりと育てていくという意気込みで教育委員会は取り組んでいる」と宮國氏に期待した。

 市議会の佐久本洋介議長は「学校規模適正化は子供たちに良い教育環境を与えたいとの強い思いでやってきたことは理解している。今それが軌道に乗った。結いの橋学園は県内でもモデルになるような学校だ」と述べた。

 宮古島市の初代教育長の久貝勝盛氏や県宮古教育事務所の平良善信所長らが乾杯の音頭を取った。舞台では余興も披露され激励会を盛り上げた。


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