労災防止対策を確認
官民合同パトロール展開/安全週間ちなみ
第92回全国安全週間(1~7日)が1日に始まり、宮古労働基準監督署(新里隆署長)と建設業労働災害防止協会県支部宮古分会(建災防宮古分会、長田幸夫分会長)は3日、平良西里で建設中の宮古島市総合庁舎建設工事(建築1工区)などで官民合同パトロールを実施した。署員3人と同分会の安全指導員8人の計11人が参加。墜落・転落事故や熱中症などの防止対策を確認した。
同署によると、今年の労働災害は、6月末現在で昨年と同数の6人で、依然として高止まりになっている。
今年の同週間のスローガンは「新たな時代にPDCA、みんなで築こう、ゼロ災職場」
平良地方合同庁舎前の出発式で、新里署長は「現場の危険個所を洗い出して、工事の安全対策を指導してほしい。熱中症対策では、特に体調が悪い方は病院へ行くか、あるいは病院へ連れて行くように指導してほしい」と強調した。
長田分会長は「7月になると熱中症が多発傾向にあり、安全指導員の皆さまも十分気を付けてください。合同パトロールでは、労働災害撲滅に向けて危険個所を総点検し、確認、指導してほしい」と促した。
参加者は指差し呼称でスローガンを唱えた。
この後、建設現場で官民合同パトロールを行った。