責任ある運転心掛けて
長南老人ク 交通安全講話
城辺の長南老人クラブ(神里清春会長)は4日、長南公民館で定例会を開いた。講師に招いた宮古島署交通課企画規制係長の津波古巌さんが「高齢者の安全運転について」との演題で講話し「管内では犯罪の飲酒運転が後を絶たない。飲酒運転は犯罪である」と訴えた。参加した会員20人余は、飲酒運転は絶対に「しない、させない、許さない」と飲酒運転の根絶を誓った。
津波古さんは「宮古島署管内で6月27日現在、飲酒運転で検挙された人は40人で、前年比15人増えている」と指摘した。
その上で「飲酒した翌日は、お酒が体に残りやすいので、車の運転は控えるべきである。また、翌日に車を運転する必要がある方は、適量飲酒に努めるようにしてください」と述べた。
さらに「車は手軽で便利な乗り物ですが、使用方法を誤れば人を死傷させる。事故を起こした場合は過失でも処罰の対象となる。その事を肝に銘じて、責任ある運転を心掛けてください」と強調した。
津波古さんは「レンタカー事故が増加傾向にある」と指摘し「心にゆとりを持ち、思いやりのある運転を」と協力を求めた。
講話後、宮古島地区交通安全協会の関係者が▽シートベルトの正しい着用▽夕暮れ時の早めのライト点灯▽靴のかかと部分に反射材の貼り付けーなどを指導した。
国吉玄良さん(85)は運転歴約50年。「これからも安全運転を守っていく。きょうの講話はためになった」と感想と話した。