参院選・期日前投票
初日32人、出足低調
市選管「入場券発送遅れ要因」
参院選挙の期日前投票が5日、市役所平良庁舎で始まった。初日は32人(男性20人、女性12人)で出足は低調だった。市選挙管理委員会は「投票所入場整理券(はがき)の発送が公示日の4日だったため、全ての有権者に届いていないことが要因」としている。加えて、国政選挙は市長選や市議選などに比べ、有権者の関心が低いことも背景にあると見られる。3年前の2016年初日の期日前投票者数は125人だった。多良間村の初日の期日前投票は男性2人のみだった。
市選管の與那覇巖委員長は、政府が6月26日の臨時閣議で日程を決定したことから従来より準備が遅れたとし「今後、入場券が届くことから投票する人は増えていくだろう。大切な一票を無駄にしないでほしい」と呼び掛けた。
期日前投票は20日まで。時間は午前8時30分~午後8時。
入場整理券が届かない場合や紛失した場合でも運転免許証や保険証など、本人と確認できるものを提示すれば投票所で再発行できる。印鑑などは不要。
宮古島市の有権者数は4万5118人(男性2万2639人、女性2万2479人)、多良間村は856人(男性463人、女性393人)。
沖縄選挙区に立候補しているのは届け出順に、前シンバホールディングス会長の安里繁信氏(49)=自民公認、公明、維新推薦=、琉球大学名誉教授で「オール沖縄」側が推す高良鉄美氏(65)=無所属=、非常勤職員の磯山秀夫氏(72)=NHKから国民を守る党公認=、辺野古商工会理事の玉利朝輝氏(60)=無所属=の新人4人。
比例代表には、社民党から仲村未央氏(47)、自民党から比嘉奈津美氏(60)、共産党からは島袋恵祐氏(32)がそれぞれ立候補している。