04/27
2024
Sat
旧暦:3月19日 先負 辛 
産業・経済
2019年7月7日(日)8:58

4、5月前年度下回る/入域観光客数数

クルーズ船寄港減が影響


クルーズ船の寄港回数の減少で4、5月の観光客が前年度より減少している(資料写真)

クルーズ船の寄港回数の減少で4、5月の観光客が前年度より減少している(資料写真)

 爆発的な伸びを示す宮古島への入域観光客数に一服感が見られる。新年度は4、5月とも前年度を下回り、特に5月は前年度の実績より約3万人少なかった。天候悪化によるクルーズ船の入港断念や、一部ルート変更に伴うキャンセルなどが影響した。ただ、空路は依然好調で、前年度を上回っている。海路も6月は好調に推移していることから、第2四半期以降は再び勢いを取り戻す公算もある。

 宮古島への入域観光客数は18年度114万3031人と初めて100万人の大台を突破した。空路、海路ともに大きく伸び、島の活況な経済をけん引した。

 新年度も伸びが期待されているが、4、5月は一段落といったところだ。

 市観光課のまとめによると、4月の観光客は8万8178人で前年度比1万1032人(11%)減。月別入域観光客数が前の年を下回るのは10カ月ぶり。5月は8万3662人で同比2万9975人(26%)減と大幅な減少となった。

 空路、海路別に見ると空路は4月、5月ともに前年度を上回っているが海路が大きく落ち込んだ。4月は1万4417人、5月は3万7167人も減った。

 要因は、多くの外国人観光客を運ぶクルーズ船が天候不良で入港できなかったり、キャンセルが多く出たりしたこと。クルーズ船は1回の寄港で数千人規模の入域があるが、大型客船の2回の欠航を含めて5月の寄港数が10回にも満たなかったため、入域観光客数全体が押し下げられた。

 ただ、空路は依然として伸びている。4月は前年度比3385人増の5万8083人、5月は同比7192人増の5万8021人と堅調に推移している。

 結果として4~6月の第1四半期は前年度を下回る実績になりそうだが、観光需要が最も高まる7~9月の第2四半期に盛り返す公算はある。市は「5月は大型のクルーズ船が2回も欠航したことで、大きな影響があった。ただ、秋には多くのクルーズ船の寄港があるので期待したい」と第3四半期以降の伸びも視野に入れて注視している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!