きょう投開票/安里、高良氏らに審判
宮古での得票にも注目
【那覇支社】第25回参院選は、きょう21日に投開票される。沖縄選挙区で事実上の「一騎打ち」を繰り広げた保守系新人で前シンバホールディングス会長の安里繁信氏(49)=自民公認、公明、維新推薦=と、「オール沖縄」側が推す新人で琉球大学名誉教授の高良鉄美氏(65)=無所属=らに対し、有権者の判断が下される。
選挙戦の争点として、安里氏は「ポスト沖縄振興計画」、高良氏は「辺野古移設の阻止」などを掲げている。また、先島への陸自配備では安里氏が「賛成」、高良氏は「反対」を表明しており、県全体だけでなく宮古地区での両氏の得票数も注目される。
選挙戦最終日となった20日、両氏は大票田の那覇市で「打ち上げ式」をそれぞれ開催し、最後の訴えを行うなどして有権者に投票を呼び掛けた。
参院選の沖縄選挙区には、新人で非常勤職員の磯山秀夫氏(72)=NHKから国民を守る党公認=、同じく新人で辺野古商工会理事の玉利朝輝氏(60)=無所属=も立候補している。
比例代表には、社民党から仲村未央氏(47)、自民党から比嘉奈津美氏(60)、共産党からは島袋恵祐氏(32)が出馬している。
県選管によると、3日現在の選挙人名簿登録者数は117万2241人(男性57万1819人、女性60万422人)。このうち、宮古島市は4万5118人(男性2万2639人、女性2万2479人)、多良間村は856人(男性463人、女性393人)
19日までの期日前投票数は県全体で19万365人(有権者の16・2%)となり、2016年に行われた前回の参院選の同時期を2・8上回った。