05/16
2025
Fri
旧暦:4月19日 仏滅 乙 
社会・全般
2019年10月16日(水)8:59

島袋さん(伊良部島中学1年)大賞/サシバ俳句コンテスト

勇ましく とんだサシバが 風となり/島内の小中高生751点応募


大賞を受賞した島袋さん(前列中央)と特別賞受賞者=15日、下地島空港ターミナル

大賞を受賞した島袋さん(前列中央)と特別賞受賞者=15日、下地島空港ターミナル

 2019サシバ俳句コンテスト(主催・日本自然保護協会)の入賞者発表と授賞式が日、下地島空港ターミナルであり、大賞の伊良部島中学校1年の島袋覚実さんら25人が表彰された。大賞の島袋さんは「勇ましくとんだサシバが風となり」と、飛来したサシバが一晩羽を休め、翌朝早く飛び立つ様子を詠んだ。

 コンテストは島内の小中高生から募り、小学校11校、中学校8校、高校3校から751点の応募があった。

 授賞式では大賞、日本自然保護協会賞、宮古野鳥の会賞、三菱地所賞、ラッシュジャパン賞のほか佳作20人が表彰された。

 島袋さんは「空で風とサシバが一緒になったような感じを詠んだ」と話し、大賞受賞には「ぜんぜん思ってなかった。うれしい」とはにかんだ。

 日本自然保護協会賞は宮古総合実業高校2年の濱川咲良さん、宮古野鳥の会賞には城辺小学校6年の伊波きよらさん、三菱地所賞は伊良部島小学校5年の手登根芭奈さん、ラッシュジャパン賞は伊良部島小学校5年の長間翔吾君が選ばれた。受賞者には双眼鏡やサシバの飛来地にゆかりのある賞品などが副賞として贈られた。

 講評した宮古島ジュニア俳句育成会の池田俊男事務局長は「たくさんの作品が寄せられた。昨年は450点だったが今年はそれを300点上回る750点の応募があった。投句数が増えただけでなくレベルが高くなった。それと題材が広くなった」と話した。

 日本自然保護協会はサシバとその生息地の保全活動に力を入れており、その一環としてサシバの繁殖地として有名な栃木県市貝町で今年5月に国際サミットを開催。中継地の宮古島市で来年10月、越冬地のフィリピン・ルソン島では21年に同サミットを開催する予定。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月15日(木)9:00
9:00

ガイドライン認証制度推進/サスティナブルツーリズム連絡会

持続可能な島・観光と環境の両立のためのガイドライン周知・運用などに取り組む、宮古島サスティナブルツーリズム連絡会の2025年度第1回連絡会が14日、宮古島ICT交流センター(旧下地庁舎)で行われた。関係団体の代表者が今年度上半期などの取り組みについて意見交換し…

2025年5月14日(水)9:00
9:00

「魅力的観光地の地位確立」

入域観光客数過去最高で見解/市長定例会見   嘉数登市長は13日、市役所で定例記者会見を開き、2024年度入域観光客数(推計値)が119万3000人となり、過去最高を更新(既報)したことを踏まえ「本市が国内外から注目される魅力的な観光地として地位を確…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!