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社会・全般
2020年3月17日(火)8:56

【行雲流水】(ILOの100年)

【行雲流水】(ILOの100年)

 「ILO」(国際労働機関)が創立100周年を迎え、記念誌を発行した。タイトルは『平和を欲すれば正義を培え』(写真で見るILOの歴史、1919~2019年)である


▼ILO創設の目的は政府、使用者、労働者の三者の代表が協力し、交渉した国際労働基準を通じて、働く人々の状況を改善し、その権利を支えることにある▼1919年第1回総会で採択された第1号条約は1日8時間労働、および週48時間労働を定めるもので、労働運動が長く求めてきたものであった

▼1930年に採択された条約は、当時、アフリカやアジアの植民地で幅広く行われていた強制労働を全面的に禁止した。南アフリカ共和国のアパルトヘイト(人種隔離政策)に反対する宣言と実効的処置はアパルトヘイトを廃止に追い込んだ

▼1944年に採択されたILOのフィラデルフィア宣言はうたう。「すべての人間は、人種、信条、性に関わりなく、自由及び尊厳並びに権利において平等である」。この宣言に沿う条約は、戦後の労働者の福祉と社会保障の改善に寄与する。また、後進国への技術支援も行われた。こうした、平和と社会進歩の促進に対する功績によってILOは1969年、ノーベル平和賞を受賞した

▼現在、経済のグローバル化が進んでいるが、ILOは2008年、「公正なグローバル化のための社会正義に関する宣言」を行っている。今後の計画によると、貧困や飢餓、不平等のない「持続可能な発展」と「ディーセント・ワーク」(働きがいのある人間らしい仕事)の促進が図られる。(空)


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