09/21
2024
Sat
旧暦:8月18日 先勝 丁 
社会・全般
2020年6月23日(火)8:58

正しい知識で関心持って/ハンセン病普及啓発パネル展

平良庁舎で開催セレモニー


パネル展の開催セレモニーに参加した関係者ら=22日、市役所平良庁舎1階ロビー

パネル展の開催セレモニーに参加した関係者ら=22日、市役所平良庁舎1階ロビー

 ハンセン病に関する正しい知識の普及啓発を目的としたパネル展(主催・県宮古福祉事務所、共催・市)が22日、市役所平良庁舎1階ロビーで始まった。関係者が集い、開催セレモニーを行った。ハンセン病の特徴や歴史を資料や写真などで伝えている。会期は26日まで。

 県は毎年6月を「ハンセン病に関する正しい知識を普及する月間」としており、回復者らの福祉の増進、名誉回復などを目的とした活動を実施している。パネル展は23~28日の期間、市未来創造センターでも同時開催される。

 主催者を代表して野原勝所長は「誤った知識に基づく隔離政策などにより、偏見や差別を受けた回復者やその家族が大変つらい思いをされた。多くの市民が正しい知識を得て、この問題に関心を持つ契機になってほしい」と呼び掛けた。

 長濱政治副市長は「人類は多くの病気と戦ってきたが、一番熾烈(しれつ)を極めたのがハンセン病ではないか。偏見や差別のない社会を作ることが正しい道である」と語った。

 宮古退所者の会代表の知念正勝さんは「パネル展を開催することはありがたいが、正しい知識がどれだけ社会に浸透しているのか。新型コロナウイルスの発症者や家族が、差別や偏見を受けていることを聞くとハンセン病に状況が似ていると感じた」と述べた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月17日(火)9:00
9:00

泡盛の消費拡大狙う/沖縄国税事務所プロモーション

台湾富裕層対象に/鍾乳洞見学や試飲会   沖縄国税事務所は16日、大型クルーズ船の寄港に合わせた泡盛の消費拡大プロモーションを宮古島で初開催した。クルーズ船の乗客38人が酒蔵バスツアーに参加。城辺砂川の多良川を訪れて泡盛を貯蔵している鍾乳洞を見学した…

2024年9月14日(土)9:00
9:00

仙台からチャーター便

ツアー客123人来島/JTA   日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航する仙台-宮古チャーター便が13日、宮古空港に到着した。ツアー客ら123人が16日まで滞在し、宮古観光を満喫する。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!