04/27
2024
Sat
旧暦:3月19日 先負 辛 
産業・経済
2021年2月4日(木)8:59

品質、高水準を維持/宮糖伊良部、多良間

操業2カ月 原料搬入順調


原料の搬入開始から2カ月余り。順調な操業が続く宮糖伊良部工場=3日、伊良部字伊良部

原料の搬入開始から2カ月余り。順調な操業が続く宮糖伊良部工場=3日、伊良部字伊良部

 宮古製糖の伊良部工場と多良間製糖工場の操業が順調だ。開始から2カ月が経過しており、当初は雨の影響を受けて原料不足に悩まされたが、その後は順調な操業が続いている。品質も高水準を維持。伊良部の平均糖度は14・27度、多良間は15・36度と高い。農家所得の向上が期待される。

 宮糖伊良部工場の搬入概況によると、これまで2万6391トンの原料(サトウキビ)を搬入した。糖度区分別構成比を見ると基準糖度(13・1~14・3度)帯以上の原料が全体の46・03%を占め、基準糖度帯の原料は45・90%。基準を下回る原料はわずか8・07%と高品質取引が続く。

 工場によると、「ここ最近は天候にも恵まれて原料が順調に入っている。工場はフル操業で順調にいっている」という。さらにサトウキビが「長くて重い」といい、反収(10アール当たりの収量)のアップに伴う増産が期待されている。

 一方、多良間製糖工場に運ばれた原料は2日時点で1万3444トン。糖度区分別構成比は基準糖度帯以上が全体の84・55%占めている。基準以下は1・27%と伊良部工場以上の高品質取引となっている。

 20-21年産サトウキビは天候に恵まれるなど順調に生育しており、質、量ともに豊作型。地区全体の生産量は3期ぶりに30万トンに達する見通しだ。宮古地区の全4製糖工場が操業を始めており、増産および高品質取引による農家所得の向上が期待されている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!