宮古病院に長蛇の車列/新型コロナ感染検査で
91人がドライブスルー方式
宮古病院(本永英治院長)で23日、ドライブスルー方式のPCR検査を受けた市民は91人だったことがわかった。新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者と判断された人で、ここ数日では最多という。検査開始前から順番待ちの車両が並び始め、一時は病院外の道路に長い列をつくった。同病院では「会食を控えるなど、日ごろの行動に注意してもらいたい」と全市民へ感染リスクの回避を呼び掛けた。
宮古島市では16日から22日までの1週間に、新型コロナウイルスへの感染が新たに確認された人は217人に上る。
宮古病院では宮古保健所からの依頼により、濃厚接触者と判断された人のPCR検査を実施している。市内での新規感染確認者が増加してきたここ数日、1日の検査人数は30人から50人程度で推移していたが、23日はそれを大きく上回る人数となった。
検査は午前11時から行われたが、開始30分ほど前から順番待ちをする車が列をつくり始めると、すぐに病院敷地内に入りきれなくなり、病院前の道路に列が伸びていった。そのため病院職員が道路で検査を待つ車列の最後尾を知らせるボードを掲げ、検査に訪れた人は列に並ぶよう誘導した。
検査はドライブスルー方式で行われ、訪れた対象者は車から降りることなく、病院職員が車の窓越しに検体の採取を行った。
同病院では「感染者が増えているので、基本的には個人で感染対策をしっかりとしてもらい、会食を控えるなど、市民は日ごろの行動に注意してもらいたい」と感染拡大防止対策に協力を呼び掛けている。
宮古島市では15日に1日としては過去最多となる44人の新規感染者を確認したほか、12日から10日連続で1日に20人以上の感染を確認するなど、今月に入り感染が急拡大している。