04/26
2024
Fri
旧暦:3月18日 友引 庚 
政治・行政
2011年10月26日(水)9:00

特化した保育展開を/公立保育所あり方検討委

市長に委員会意見を提言


下地市長(右)に委員会提言を手渡す長濱副市長(左)=25日、市長室

下地市長(右)に委員会提言を手渡す長濱副市長(左)=25日、市長室

 公立保育所等のあり方検討委員会(委員長・長濱政治副市長)は25日、同委員会がまとめた5項目の提言を下地敏彦市長に報告した。提言では、公立保育所による行政ならではの特化した保育の展開、5歳児保育のモデルケースとなる保育所の設置などを求めている。下地市長はこの提言を基に具体的なあり方について検討を進めていく考えを示した。


 保育所長や学童クラブ代表、園児保護者など17人の委員で構成される同委員会は8月16日に設置。運営の効率化や定年退職に伴う保育士不足、多様化する保育ニーズに対応する体制づくりなど公立保育所の現状と課題などについて、これまで4回の委員会を開催し検討を重ね、提言をまとめた。

 提言で求めているのは、①公立と私立のあり方の論議が必要で、特に公立は民間での保育が困難な障害児や病後児、休日夜間保育など行政ならではの特化した保育を展開すべき②地域の特色ある保育のあり方として5歳児保育を検討し、モデルケースとなる保育所を設置③配置は単純に旧市町村の地域割りとするのではなく、公立保育所が果たすべき機能、役割を重視。旧町村部には少なくとも公立が1カ所は必要④待機児童の解消や今後の乳幼児数を勘案し、公立の民営化や民間の法人化、定数増を図るなどして安心して子育てできる環境の整備が必要⑤適正配置については①~④を踏まえ実施する-の5項目。

 長濱副市長は「提言を踏まえ、安心して子育てできる環境づくりと保育行政に取り組んでいただきたい」と提言を手渡した。下地市長は「公立保育所をどうすべきかは市の大きな課題。それについて一つの方向性を提言してもらった。この提言を尊重し、具体的な策を進めていきたい」と語った。



記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!