市長に文科大臣賞報告/10RUN実行委
さらなる社会貢献決意
社会貢献のための寄付活動を顕彰する日本フィランソロピー協会の第14回街角のフィランソロピスト賞青少年の部で最優秀賞に当たる文部科学大臣賞を受賞した10RUN実行委員会の生徒たちが27日午前、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、受賞を報告した。生徒たちは「今まで以上に大きなイベントにしたい」と話し、一層の社会貢献活動に向けて決意を示した。
10RUN実行委員会は今月8日、東京都千代田区で開催された式典で文科大臣賞を受賞。式典後には活動発表を行い、10RUNの内容を詳細に報告した。
受賞報告に対し下地市長は「高校生の皆さんが、どのようにしたら社会貢献ができるのかと考えて実行した大変良いイベント。これからも自分たちに何ができるのかを考え続け、活動の輪を広げてほしい」などと激励を込めた。
副実行委員長を務めた川満恵一郎君は「受賞はこれまで続けてきた先輩方のおかげ。10RUNの準備は大変だけど、走り終えた後の感動がある。今まで以上に大きなイベントになっていくように後輩に引き継いでいきたい」と話した。
実行委員会の生徒たちは同日、宮古毎日新聞社も訪問し、受賞報告を行った。
同協会のフィランソロピスト賞は、日本の社会に寄付文化を根付かせることが大きな狙い。全国各地で寄付活動を展開する個人・団体の活動状況を調査した上で受賞者を決めている。
10RUNは2004年にスタート。生徒自ら地域の企業を訪問し、400㍍トラック1周当たりの寄付金額を決めてもらい、実際に走った周回数に応じて寄付金を募るという試み。