完熟品の出荷徹底を/JAおきなわ
カボチャ目揃え会で基準確認
JAが取り扱うカボチャの島外出荷が10日始まったのと合わせ、共同選別基準の統一を図る目揃え会が同日、JAおきなわ下地集荷場であった。宮古本島内4カ所の集荷場で働く職員や、JAカボチャ専門部会の役員らが参加。カボチャの実物を見ながら品質や形、色のりなどについて選別基準を確認した。
説明に当たったJAおきなわ宮古地区営農振興センター農産部の与那覇直・営農指導員は、品質・規格基準をしっかりと統一するよう職員らに指示。農家には、収穫時まで茎を枯らさない樹勢管理を呼び掛けた。
川満幸一JAカボチャ専門部会長は「完熟品の出荷を守ることが第一。そのことによって市場、消費者の信頼が得られる」と強調した。
品質等級は秀品、優品、良品の3区分。秀品の条件には①完熟品②形状が整っている③全面に色がのっている④無病、無傷-などを挙げた。
今期のカボチャは、昨年10月上旬から植え付けが始まり、出荷スタートとなった。品質は平年並だが、果実は小振り。農家らは、天気の回復による生産量の挽回に期待している。
今期(11年度)のカボチャの販売は、出荷量850㌧、販売額2億5500万円を計画している。