誘致行動「手応えあった」/畜産関係者
東北、九州の購買者を訪問
宮古牛のPRと購買者の誘致を目的に、東北と九州方面で誘致行動を行った農業関係団体のメンバー10人が12日までに帰島した。誘致団は現地で購買者と直接会って宮古市場での継続購入を要望。対応した購買者の反応は良く、誘致団一行は「手応えはあった。宮古牛の評価は高い」と誘致行動の成果を強調した。
誘致団はJAおきなわ宮古地区本部や宮古島市、多良間村、宮古和牛改良組合の代表らで構成した。
東北班は9日から12日までの日程で行動。10日は山形県の田村畜産、JAみちのく村山、スカイファームおざき、山口畜産を訪問して宮古牛の評価を聞いた。
山口畜産は約2500頭を肥育し、このうち65%が宮古、多良間の各市場から買い付けた牛だという。枝肉出荷する際の上物率(Aの4級以上の率)は80%に達しているとし、宮古牛に対する高い評価を得た。
日には群馬県に移動して天狗和牛木村畜産、家畜改良事業団前橋種雄牛センターなどを回った。
一方の九州班は8日から11日までの日程で鹿児島や宮崎、熊本、佐賀の各県の購買者を訪問し、各地で宮古牛をアピールしながら宮古市場への参加と素牛の継続購入を求めた。
JAおきなわ宮古地区本部の岡村幸男本部長は「購買者の反応は良く継続して購入してくれるという手応えはあった。今後も購買者の皆さんが安心して素牛を購入できる市場を運営していきたい」と話した。