活気と高値祈願/肉用牛12年初競り
関係者集い盛大に式典
JAおきなわ宮古家畜市場の2012年初競り式典が19日午前、同市場で行われた。JAおきなわの砂川博紀代表理事理事長をはじめ関係団体の代表が出席し素牛(子牛)売買に伴う宮古市場の活気と向こう1年の高値取引を祈願した。
式典は午前9時から行われた。はじめに砂川代表理事理事長が「購買者の皆さんの(市場への)継続参加に感謝したい。今年も活況の中で素牛が良い値で取引されることを願う」と期待を込めた。その上で「JAは今年も優良繁殖母牛の増頭に努め、生産者とともに市場のニーズに合った素牛の生産に取り組みたい」と話し、購買者が求める市場運営に決意を込めた。
この後、昨年の競りで7000万円以上購買した購買者を表彰。12個人・団体に記念品を贈った。
県農林水産部の比嘉俊昭部長(代読)と宮古島市の長濱政治副市長は来賓祝辞で初競りを祝福した。
比嘉部長は「宮古は肉用牛の拠点産地としてしっかりとした実績を残している地域。県としても、さらなる生産体制の充実に向けて取り組みたい」と強調。長濱副市長は「12年初競りは県内市場では宮古が最後を受け持つことになった。高い値で競り落とされることを期待する」と述べた。
市場関係者による鏡開きの後、市議会の平良隆議長の音頭で乾杯を行った。
最後は生産者および購買者、農業関係団体の代表ら出席者全員で一本締めを行い、12年肉用牛競りの高値取引と畜産業の振興に大きな期待を込めた。
競りが始まると、長濱副市長が「上場1番牛」を引いて購買者に披露。50万円で競り落とされ、市場は大きな拍手に包まれた。
記念品の贈呈を受けた購買者・団体は次の通り。
水迫畜産▽山口畜産▽唐津農業協同組合▽皇子原肥育牧場▽大塚牧場▽宮崎乳肥農協▽浅野畜産▽秋山畜産▽みちのく村山農協▽もとぶ牧場▽全農愛媛▽JA鳥取中央