指定管理者候補を選定/うえのドイツ文化村
市議会臨時会で正式決定へ
「宮古島市公の施設に係る指定管理者候補者選定委員会」(会長・長濱政治副市長)が23日、市役所平良庁舎で開かれ、うえのドイツ文化村指定管理者候補の選定を行った。応募3社について委員が選考基準と審査項目に基づき採点を実施し、合計点数が最も高かった1社を候補に決めた。今月30日開会予定の市議会臨時会で承認を受ければ指定管理者として正式に決定する。
現在、同施設を運営している財団法人博愛国際交流センター(理事長・長濱副市長)が今年3月末で解散することから、市では新たな指定管理者を公募していた。その結果、宮古島に主たる事務所を有する3社からの応募を受理。その中から1社を選定するために今回、委員会が開催された。
選定基準は①市民の平等な利用の確保②公の施設の効用の発揮と効率的な運営③管理を安定して行う人的能力および物的能力④個人情報の適正な取り扱い-の4点で、各基準に1~3の計七つの審査項目を設定。各項目を5点満点で評価し、合計得点の最高点を獲得した1社を指定管理者候補に選定した。選定結果についてはきょう23日、応募各社へ文書を発送する。
委員は、長濱副市長、古堅宗和企画政策部長、安谷屋政秀総務部長、奥原一秀観光商工局長、下地義治宮古島商工会議所会頭、垣花義一博愛の里上野地域づくり協議会長の6人だったが、長濱副市長は現運営法人の理事長を務めていることから選定には加わらなかったほか、奥原局長は島外出張中のため欠席となった。
長濱副市長は、議会報告前に結果の公表はできないとして候補社名は明らかにしなかったが「民間企業であれば民間の知恵があり、機動力もあると思う。そこに期待をしたい」との考えを示した。
指定管理の期間は12年4月1日から17年3月31日までの5年間。委託料は年間2550万円。