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産業・経済
2012年10月19日(金)9:00

宮古代表牛8頭を決定/農業振興会

県共進会へ出品/上位期待し厳正審査


宮古代表牛を選出するための最終審査が行われた=18日、JAおきなわ宮古家畜市場

宮古代表牛を選出するための最終審査が行われた=18日、JAおきなわ宮古家畜市場

 宮古地区農業振興会(会長・下地敏彦市長)は18日、来月8、9の両日に糸満市の南部家畜市場で開催される県畜産共進会に出品する宮古代表牛を選ぶ最終審査を行い、8頭の代表牛を決定した。審査会場となったJAおきなわ宮古家畜市場には生産者ら畜産関係者が多数集まり、代表候補牛の仕上がり具合と審査の様子を見守りながら県共進会での上位入賞に期待を込めた。生産者らは「団体優勝を目指して臨みたい」とそれぞれ決意を新たにした。


 最終審査を受けた代表候補牛は、先月14日の地区畜産共進会で上位入賞した雌牛8頭(若雌4頭、成雌4頭)。審査員が体高、体長、胸囲、十字部などを測定した後、実際に候補牛に触れて痩せ過ぎていないか、太り過ぎていないかといった栄養度を念入りに調べた。

 この結果、最終的に候補牛8頭すべてを代表牛に決定。生産者は、今後の飼養管理に関する助言を受けながら、県共進会に向けての徹底管理に意欲を示した。

 成雌2類の部で代表牛に選ばれた「大海」の上地良淳代表は「県共進会では上位入賞できるように最後の仕上げに力を入れたい」と話した。その上で「個人的な入賞もそうだが、宮古島市として団体優勝を狙いたい。県共進会まで3週間あるので、他の地区の生産者に負けないように頑張りたい」と話し、個人、団体とも上位入賞に向けて調整に取り組む決意を示した。

 畜産共進会は、日ごろの和牛改良の成果を比較品評して畜産振興に役立てることが狙い。宮古地区の代表牛は、過去の県共進会において最高賞の農林水産大臣賞や市町村単位の団体優勝を受賞しているが、ここ数年は最高賞や団体優勝から遠ざかっている。

 宮古代表牛に選ばれた雌牛と生産者は次の通り。

 【若雌の部第1類】松川晋(城辺)のぶこ号▽伊山和吉(平良)ふくなみ7号
 【若雌の部第2類】佐和田博(城辺)もりしげ号▽前里恵春(上野)さゆり号
 【成雌の部第1類】砂川健治(下地)やよい号▽松原秀樹(城辺)みわこ号
 【成雌の部第2類】(有)大海(上野)たいかいまなみ号▽松原せつ子(城辺)ふくゆり号


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