ガサミ25万匹放流へ/栽培漁業推進協
事業計画を承認
宮古地区栽培漁業推進協議会(会長・下地敏彦市長)・委員会(委員長・同)が20日、市役所平良庁舎で開かれ、2012年度事業報告・歳入歳出決算などを承認した。今年度もタイワンガサミの稚ガニなどの放流事業を展開していく。
12年度はハマフエフキダイ(方言名タマン)の稚魚1万8633匹(計画に対する放流率155%)、シラヒゲウニの稚ウニ6万個(同150%)をそれぞれ放流した。タイワンガサミは親ガニの不調から7万7636匹(同31%)にとどまった。
今年度の放流計画では、ハマフエフキダイの稚魚1万2000匹、タイワンガサミの稚ガニ25万匹、シラヒゲウニの稚ウニ4万個、ヒメジャコの稚貝4万個となっている。
12年度歳入歳出決算は、歳入が562万7000円、歳出382万4000円で次期繰り越しは180万2000円。今年度の歳入歳出予算ともに583万2000円。
下地市長は「老朽化した市海漁業センター改修工事は、来年度に実施設計がされる。今後生活の場から移動があまりないシラヒゲウニやヒレジャコなどをしっかり生産し、養殖漁業が出来るようにつなげていきたい」と語った。
同センターは、栽培漁業の種苗生産、放流、中間育成の事業を実施。今後の整備については、同センター再整備検討委員会(委員長・村吉順栄市農林水産部長)で検討を進めている。