09/19
2024
Thu
旧暦:8月16日 大安 乙 
イベント
2014年6月2日(月)9:10

「ゴーヘイ、ゴーヘイ」力強くかいさばき

各地でハーリー/航海安全、大漁を祈願


激しいレースを展開する爬龍舟競漕=1日、佐良浜漁港

激しいレースを展開する爬龍舟競漕=1日、佐良浜漁港

 向こう一年間の航海安全と大漁を願う海の祭典「ハーリー・海神祭」が旧暦5月4日(ユッカヌヒー)に当たる1日、佐良浜漁港や久松漁港、狩俣西の浜など12カ所で開催された。海の男の心意気を披露する勇壮な爬龍舟(はりゅうせん)競漕(きょうそう)では、こぎ手らが力強いかいさばきに「ゴーヘイ、ゴーヘイ」と掛け声を響かせ、水しぶきを上げていた。激しいレース展開に、観客らは歓声を上げ、「頑張れ」と大きな声援を送っていた。



 宮古のハーリーでは、佐良浜が最古で今年121年。佐良浜の各漁船は、早朝から鮮やかな大漁旗を掲げた。御願ハーリーでは、港外で海上パレードを行い、大主神社(別名ナナムイ)に向かって海上の安全と豊漁を願った。


 爬龍舟競漕は、池間添と前里添に分かれて実施した。観客らは、デッドヒートのレースに熱狂した。この日のハーリーは日曜日に重なり、島外から親子連れが多く訪れ、競漕の醍醐味(だいごみ)を心行くまで満喫した。日傘を手に応援する人の姿も見られた。下地島で最高気温30・3度(午後3時3分)を観測し、暑い真夏日となった。


 同競漕に先立って伊良部漁協そばの特設会場では、子供たちが元気いっぱいの踊りを披露。両親らはカメラに収め目を細めていた。


 また佐良浜中学校の生徒たちは息の合ったエイサーを演じ、観客らの大きな拍手を浴びた。


 伊良部漁協の漢那一浩組合長は「今年も大漁で、地域を元気にしたい。これからも伝統のハーリーを継承し発展させていく」と意気込む。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年9月17日(火)9:00
9:00

泡盛の消費拡大狙う/沖縄国税事務所プロモーション

台湾富裕層対象に/鍾乳洞見学や試飲会   沖縄国税事務所は16日、大型クルーズ船の寄港に合わせた泡盛の消費拡大プロモーションを宮古島で初開催した。クルーズ船の乗客38人が酒蔵バスツアーに参加。城辺砂川の多良川を訪れて泡盛を貯蔵している鍾乳洞を見学した…

2024年9月14日(土)9:00
9:00

仙台からチャーター便

ツアー客123人来島/JTA   日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航する仙台-宮古チャーター便が13日、宮古空港に到着した。ツアー客ら123人が16日まで滞在し、宮古観光を満喫する。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!