4教科5種類で新採択/小学校教科書
市教委 15年度からの出版社選定
市教育委員会(佐平博昭委員長)の臨時会が5日、市役所城辺庁舎で開かれた。教科用図書宮古採択地区協議会から提案された2015年度から市立小学校で使用する教科書の採択について審議を行った結果、原案通り採択することを全会一致で承認。全9教科、11の教科書・副読本のうち4教科5種類で今年度とは違う出版社が採択された。
小学校の教科書改訂は4年に1度、行われている。教科書の選定では、まず各教科ごとに3人の現役教諭が研究調査員となり、文部科学省検定に合格した教科書の中から推薦教科書1位と2位を選定。その結果と推薦理由が、宮古島市と多良間村の教育長、市教育部長、市学校教育課長、村教育課長の5人からなる教科用図書宮古採択地区協議会に7月31日までに報告された。
それを受け、同協議会は今月1日に会議を開いて検討した結果、各教科とも1位で報告された教科書を採択する方針を決定。今回の教育委員会で新しい教科書採択についての議案を提案した。
教育委員会では、事務局がこれまでの選考経過などを報告。研究調査員からの推薦理由や実際の教科書に目を通した委員は、「納得できる選考」などとして、同協議会が提案する採択教科書を全会一致で承認した。
14年度から出版社が変更となるのは、今年度まで東京書籍の教科書が使用されていた社会、帝国書院だった地図、東京書籍だった理科、学校図書だった生活、学研教育みらいだった保健の5種類。
各教科で採択された出版社は次の通り。
国語=光村図書▽書写=光村図書▽社会=教育出版▽地図=東京書籍▽算数=学校図書▽理科=啓林館▽生活=日本文教出版▽音楽=教育芸術社▽図画工作=日本文教出版▽家庭=東京書籍▽保健=東京書籍