下地市長（右から３人目）に功労者表彰の受賞を報告した仲田さん（左から３人目）＝１２日、市長室

　今月３日に那覇市内のホテルで行われた２０１４年度県功労者表彰式で社会福祉部門の表彰を受けた、宮古地域産業保健センター保健師の仲田八重子さん（８１）が１２日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、受賞の喜びを報告した。

　仲田さんは、１９５４年から公衆衛生看護師として地域の結核などの感染症対策の基盤整備と予防に尽力したことなどが評価を受け、今回の表彰を受けた。

　市長室を訪れた仲田さんは「看護職の仕事が認められたことがうれしくて報告に来た」と喜びを表した上で、「終戦直後は何もなく、保健衛生も開拓の時代だった。自分が何かをしたというより、毎日住民の健康のために取り組んできたおかげで表彰されたのだと思う」との考えを示した。

　下地市長は「功労者表彰がもらえたのは功績が認められたということ。これからも体に気を付けて頑張ってほしい」と激励した。