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環境・エコ
2016年6月5日(日)9:04

砂浜環境に貢献/海の環境ネットワーク

池間島海岸で清掃


参加者らは、真夏日の中で汗を流しながら漂着ごみを拾った=4日、池間島

参加者らは、真夏日の中で汗を流しながら漂着ごみを拾った=4日、池間島

 宮古島海の環境ネットワーク(春川淳代表理事)は4日午後、池間島北のアウダウ海岸で清掃ボランティアに取り組んだ。子供から大人まで約40人が参加。白い砂浜に流れ着いたペットボトルや発泡スチロールなどを拾い集め、美しい砂浜の環境に貢献した。

 春川代表理事は「その昔、小笠原諸島の人たちは大きな川の流れを発見し、黒瀬川と言った。黒瀬川は今の黒潮のことである」と説明した。

 その上で「黒潮に乗って外国からごみが運ばれて来る。黒潮には逆流があるから外国からのごみだけでなく、日本本土からも流れて来る。海のごみで困る生物はウミガメやイルカ、魚類、鳥類など。ハワイ諸島でウミガメが死んでいるのが見つかり、胃袋を検査したしたところプラスチックが多くあったようだ」と述べ、漂着物の危険性について一人一人に考えさせた。

 全員が軍手をはめ、ビニール袋を手に漂着物の空き缶や廃ロープなどを拾った。

 アウダウ海岸には漂流ラワン材の丸太3本が打ち上げられていた。1本の長さが約15㍍、直径約50㌢。今年1月、石垣島沖でパナマ船籍の木材運搬船が荷崩れを起こし、積み荷の丸太500本以上が流出した。そのうちの3本が同海岸に打ち上げられている。荷主が所有権を放棄していないため、勝手に回収や処分はできない。

 この日は日中の最高気温が30度を超す真夏日となった。アウダウ海岸で清掃した参加者らは「暑い、暑い」と連発しながら額の汗をぬぐっていた。

 参加した博愛建設専務の野原雅成さんは「去年同様に川平建設と沖宮建設の社員と一緒に合同で参加した。家族を含めると約15人が参加した」と話し、水分を補給していた。


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