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社会・全般
2012年1月1日(日)9:06

入学や出生に祝い金/多良間村

定住と人口増加を促進/ふるさと活性化促進条例


村内を元気に走り回る子どもたち。ふるさと活性化定住促進条例は子どもたちの健やかな成長を支援するという村の姿勢の表れだ

村内を元気に走り回る子どもたち。ふるさと活性化定住促進条例は子どもたちの健やかな成長を支援するという村の姿勢の表れだ

 ふるさと活性化定住促進条例は、過疎地域活性化対策として村民の定住と人口増加を促進し、活力ある村勢の発展と福祉の向上に寄与することを目的に1997年に制定された。これまでに3652万円が交付され村民に喜ばれている。


 しかし、出生率の低下や、それに伴う入学児童の減少など実際の効果は薄い。村の財政も厳しい状況の中でも続けているのはなぜか? 下地昌明村長は「村が子どもたちの入学や出生、結婚を祝う気持ちを表したい。今のところ、制度を無くすことは考えていない」と話す。

 同条例は①入学祝い金(一人1万円)②出生祝い金(第1子、第2子はそれぞれ2万円、第3子以降は3万円)③結婚祝い金(1組5万円)④U・Iターン(定住3年後1世帯5万円)-をそれぞれ支給するもの。

 条例制定当時は新築祝い金(新築または購入1住宅につき5万円)もあったが、2007年に廃止された。

 入学祝い金の交付状況を見ると97年~2011年までの15年間で267件418万円となっている。

 入学祝い金の贈呈は、下地村長が直接、対象者に手渡すのが慣例となっている。保護者には「子どもは家庭の宝であり、村の宝」と大切に育てていくよう呼び掛け。新1年生には「友達をたくさんつくり、楽しい学校生活を送って」と激励の言葉が送られる。

 市町村合併前は、城辺など一部の町村でも同様な制度はあったが合併後、しばらくたってすべて廃止された。同条例が残っているのは宮古地区では多良間村のみ。


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