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産業・経済 社会・全般
2011年3月3日(木)9:00

2期合計で反収12・6㌧/仲里さんのキビ株出

年1回収穫の有利性明確/プリンスベイト使用


ハーベスターで収穫された仲里さんのキビ株出=2月28日、平良地盛

ハーベスターで収穫された仲里さんのキビ株出=2月28日、平良地盛

 ハリガネムシを駆除しサトウキビの株の出を促進する農薬「プリンスベイト」を使って育てた仲里康男さん=平良地盛=の2期目のキビ株出が先月21日、ハーベスターで収穫された。反収は6・1㌧。昨年収穫した1期目の6・5㌧と合わせた2年間の反収は12・6㌧と、地盛地区の夏植の平均反収7・8㌧(2年1回収穫)を4・8㌧(61%)上回り株出の有利性が明確になった。


 仲里さんは2009年2月、前年春に植えたキビ(春植)を収穫した。株を立て10年に1期目、今年2期目の収穫となった。

 仲里さんは「プリンスベイトは、発芽に効果がある。農家にとっては、まさに救世主。株出の普及が、年内操業にもつながる」と、同農薬の有効性を強調する。

 仲里さんは県宮古農林水産振興センター農業改良普及課の勧めもありプリンスベイトを使った「春植→株出」体系の栽培を実践している。

 株出には①耕起や整地、植え付け作業が省ける②苗代が要らない-などのメリットもあり、生産費の低減が図られる。

 宮古のサトウキビは、30年ほど前まで1年に1回収穫できる株出が主流になっていた。その後、ハリガネムシがまん延して株が出なくなり、現在は2年1回収穫の夏植がほとんどを占めている。プリンスベイトは、畑の効率利用のため株出復活が望まれる中、同作型を可能にする農薬として注目を集めている。


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