宮古島市48人陽性、3日連続で2桁
県、さらなる新規感染者減への協力呼び掛け
県は16日、宮古島市で新たに48人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。市内の新規感染者数は、3日連続で100人を下回った。多良間村では陽性者は確認されなかった。県全体では、前週の同じ曜日から2割減の1226人について新規陽性が判明した。
県の糸数公医療技監は、宮古島市内の感染状況について「人口10万人当たりの数も827人と高いが、一時の1000人を超えていた時よりは収まってきていて注目している。保健所が家族内感染の陽性者にしっかり指導し、周囲への感染を抑えるなど、取り組みを継続した成果だと期待している」と説明した。
その上で「収まりかけた時に別の感染源が入ってくると、流行が長期化する懸念がある」として、今後感染の増加が予測される首都圏などからの移入例を注意点に挙げ、感染リスクの高い大勢での会合などは控えるよう求めた。
今後の動向については、「このまま減少するか、高止まりするかは、今後の沖縄の状況にも影響する非常に貴重なデータだ。ぜひ、このまま減少していくよう協力をお願いしたい」と市民に呼び掛けた。
市内の新規感染者は、いずれも市在住の10歳未満~70代の48人。このうち28人が県内患者の接触者。年代別では、40代が9人で最も多く、10歳未満8人と30代各8人など。職業別では、会社員と無職が各6人で最多。次いで小学生3人、保育士とアルバイト、農業、建設業各2人など。幅広い業種での確認が継続している。
同日時点で、宮古地区の利用可能なコロナ対応病床数は54床。入院中の患者は、宮古病院の23人(中等症8人、軽症15人)と、民間病院の軽症者4人の計27人で、病床使用率は50%。
宮古島市の直近1週間の新規感染者数(人口10万人当たり)は827.46人と、3日連続で減少したが、全国ワーストの県全体(671.53人)を大幅に上回っている。
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