社会・全般
2017年9月14日(木)9:02
停電、全世帯の8割
最大1万8120世帯に
台風の影響で、宮古島市では13日、最大1万8120世帯(午後7時現在)で停電が発生した。市内全世帯の約8割の家庭で電気が止まったことになる。多良間村は10世帯。
早いところでは13日未明から停電した。明け方には各地で続々と発生した。ほぼ全域で確認され、市内の信号機も止まった。
電気を供給する沖縄電力は、遠隔操作で復旧作業に当たったが、停電世帯は時間とともに増加した。
この停電で、各家庭では冷房が使えなかったり、お湯が出なかったりして生活面で大きな影響が出た。携帯電話の充電や食品の保冷等でも支障があった。
平良の50代男性は「台風対策で飲食料品を多めに買い込んで冷蔵庫に入れていたが、停電でどうしようもない」と肩を落とした。
城辺の30代女性は「朝から停電しているので室内の気温がとても高い。早く復旧してくれれば」と電気が断たれた生活を嘆いた。
沖縄電力は、切れた電線や倒れた電柱を発見した場合は、絶対に近寄らないよう呼び掛けている。
本格的な野外での復旧作業は、風雨が収まり次第実施するとしている。